人気ブログランキング | 話題のタグを見る


メディアに触れてあれこれ気ままに、、、。


by nash5g31.

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

カテゴリ

全体
フェィバリット
ドラマ(シリーズ)
ムービー
マツリゴト
ヒトリゴト
アーティスト
モンハン
ゲーム
ヒストリー
ケーバ
イエローアラート
レッドアラート
スタートレック
ノンジャンル
未分類

最新のトラックバック

以前の記事

2011年 09月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 03月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 08月
2010年 05月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧

マニアック・声優談義

昔、海外ドラマは吹き替え、映画は字幕で、というスタイルだったが、今は海外ドラマは字幕、映画は吹き替えも可、という傾向だ。

海外ドラマをずーっと見ていると、『このキャストにはこの声優さん』、というのが固定されてきてしまい、近年は字幕で海外ドラマを見るのが当たり前になってきた。

最近は吹き替え版で、キャストと声優さんが合致することが少なくなってきたのかもしれない。

最大の原因は「スタートレック」シリーズである。このドラマの主要キャストのイメージが声優さんとセットとなっていて、「CSI」のブラス(麦人さん)とキャサリン(高島雅羅さん)はピカードとディアナ・トロイのやりとり、と聞こえてしまうことは以前にも述べたが、「CSI:マイアミ」のホレイショ(石塚運昇さん)はチャコティ …という訳で字幕版一挙放送を見たのだが、あるエピソードでチャコティ役のロバート・ベルトランが出演してたときは吹き替え見てなくて良かったと改めて思いました。

「スタートレック」を機に(←勝手に判断しているのですが…)ブレイクした大塚明夫さん、大塚芳忠さん。この2人は大塚周夫さん(「バビルⅡ世」のヨミの声)の親類だそうですが、大塚明夫さんは「攻殻機動隊」のバトーの声でもあり、何かの洋画の吹き替えで同じ「攻殻…」の草薙素子の声の田中敦子さんと共演してたときは『安易なチョイスやなぁ』、と思ってしまいました。

ハマれば吹き替え版の価値はグーンとアップするのですが、そうでない場合は往々にしてマイナス評価になってしまう。大塚明夫氏にはもう少し露出を控えて貰いたい。

もう一方の大塚さんは「スタートレック」での声がアンドロイドのデータが主で他にもスン博士だったりと、特異な役柄だったし、大塚芳忠さん自身の巧さも加味していたため、他の作品ではそんなに違和感を感じない。まぁ、悪役が多かったりするからかもしれないが…。

というように、他の作品でギャップのある声を担当している場合はそれはそれで楽しめてしまう。麦人さんは元々は悪役専門、というイメージだったので、ピカード役は声優としての幅が広がったと思うし、大塚芳忠さんが「NARUTO」(アニメ)で演じるエロ仙人(ジライヤ)は実にハマっている。「24」でジャック・バウアー役の小山力也さんは見事だし、最近になってからだと青山穣さんと勝生真沙子さんに熟練さを感じる。

青山さんは、「24」シーズン4では合計3役は多すぎだったが、「NIP/TUCK」でのマクナマラは実にいい。勝生さんも脇役の声が多かったけれども「セックスアンドザシティ」では実に弾けている(私の中では「ハイランダー」のテレビシリーズでのアマンダの印象が強い)し、「NARUTO」での5代目・火影の綱手もハマっている。

アニメだとかなりの確率でイメージが固定してしまう。その最たる例は「ドラゴンボールZ」です。
フリーザ役の中尾隆聖さん、セル役の岩本規夫さん、サタン役の郷里大輔さん、この御三方に関しては洋画の吹き替えをしても常に「ドラゴンボールZ」の世界になってしまいます。

前回のブログで「WITHOUT A TRACE」の声優に関して小山力也さんの関西弁を取上げたが、このドラマには他にも問題点が幾つかある。主人公のジャック・マローン(近年の海外ドラマの主人公のファーストネームがジャック過多なのは何故なのでしょう???)には、あおい輝彦。かつて「あしたのジョー」における矢吹丈の声だ。シーズンが進むにつれ「Xファイル」の風間杜夫のごとく途中降板することなく、完遂してもらいたいものだ。
もう1人、女性キャストで役名は覚えていないが、その声を安藤麻吹さんが演じている。安藤さんと言えば「エイリアス」のシドニー・ブリストー。キャリアアップのためだから仕方ないかもしれないが、どことなく安易な感じが否めない。

声優の世界の現状は新旧交代の時期なのか、かつてドラマや映画で吹き替えていた声優さんが報道系のナレーションをすることが多い。「ドラえもん」の声優陣もガラッと変わった(失敗でしょう)し、吹き替えの声優さんの名前も変わってきつつある。

声優という職業は酷な仕事が大半で、売れっ子になるまでが大変だし、それは一握りしかいない、というイメージを持っている。昔に比べて海外ドラマや洋画の吹き替えのペースが格段にスピードアップしているし、近年は韓流ドラマ、台湾ドラマ、3Dアニメとカテゴリも増えている。

こなしていく事がキャリアアップ、収入につながるのかもしれないが、それだけが声優の仕事、目標ではない気がする。好感持てる声優であり続けるには仕事を選ぶのも肝要だろう。また、質を高めるには何でもかんでも吹き替え版・字幕スーパー版を同時リリースするのではなく、まず字幕版、その後で吹き替え版、という順番のほうがベストな場合もあるのではなかろうか?

声優さん、という存在は音楽や映像などの著作権に関する問題ともリンクするのでなかなかデリケートなテーマです。にも関わらず日本のメディアはそれらの著作権を軽視する傾向があります。報道規制云々、となると躍起になるのですが…。

またの機会にそういった著作権がらみの事柄をとりあげてみたいと思います。
by nash5g31. | 2006-01-31 15:03 | ヒトリゴト