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メディアに触れてあれこれ気ままに、、、。


by nash5g31.

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誕生日

8月13日はアルフレッド・ヒッチコックの誕生日、ということでこのブログ「みじかい夜」の由来をお話ししときましょう。

本来、ホームページを作ろうとソフトまで購入してイメージは構築できたのですが、どうもネタがまとまらない。新聞(←知っている人は知っている、知らない人は知らない)のようなHPを目指すため、カテゴリの範囲を広げているから当然なのだが…。そんな折、新しいブラウザ導入で出会ったのがこのエキサイト。

「少し練習気分でブログでもやってみよう」、と開設する際にブログ名を考え始めたがなかなか思いつかず、本棚を眺めてて目についたのがヒッチコック。

彼の作品は私が中学生の頃「知りすぎていた男」を日曜洋画劇場で観て、たちまち虜になった。ヒッチコック風に表現すれば『まきこまれた』、でしょうか。

それからテレビで放映されるヒッチコック映画を片っ端からチェックしていくのだが、映画会社とテレビ局との放映権の問題だろうが、よく放送される映画とそうでない映画があり、リバイバル映画やレンタルビデオ店に足を運ぶようになる。その後衛星放送が始まり、友人Y(O?)氏に録画を頼んだりもした。それでもイギリス時代の初期作品はなかなか観れなかったので、通販でビデオを買ったりもしたもんだ。

よく放送されるヒッチコックの作品は「間違えられた男」「トパーズ」「フレンジー」「ファミリープロット」と後期の作品が多く、それまでヒッチ作品を観てきた人でも『おもしろい』、『おもしろくない』の判断は二分されるだろう。

ヒッチコック監督の代表作は「北北西に進路を取れ」「裏窓」「ダイヤルMを廻せ!」「めまい」「しりすぎていた男」「汚名」「白い恐怖」「レベッカ」そして「サイコ」、といったところでしょうか。

これらの作品が気に入られたなら「見知らぬ乗客」「疑惑の影」「逃走迷路」「鳥」「マーニー」「三十九夜」「暗殺者の家」「断崖」「バルカン超特急」「海外特派員」「スミス夫妻」とか、最初に挙げた後期の「間違えられた男」以外の3作品ご覧になってはいかがでしょうか?

ヒッチコックは偉大な映画監督であるにも関わらず日本での知名度は案外低い。それはテレビでオンエアされるのがマイナー作品だったり、「ヒッチコック劇場」などが影響しているのだろうか?

ヒッチコックの作品は主人公がふとしたことから犯罪や事件に巻き込まれて行き、観客をハラハラさせる妙技がちりばめられている。『サスペンスの神様』はヒッチの代名詞だ。

ヒッチコックを知らなくても「サイコサスペンス」を耳にした事があるだろう。その元ネタはヒッチの「サイコ(1960年の作品)」です。なぜ製作年を明記したかというと、この作品を観るにあたっては今から40年以上前にこの作品が作られた、というのを念頭に置いて欲しいからです。私個人この作品は手放しで好きな作品とは言えません。しかし、黒沢明の「椿三十郎」と同じく問題作であることに違いはないでしょう。

ヒッチコック作品は時として実験的映画を製作、公開している。その当時の『映画ができること』を駆使して作品を世に送り出します。現在のようなCG、SFX、VFX、ワイヤーアクションはないので作品を観るとそのカメラワークには驚かされるものです。ずっと船の上の「救命艇」、全編長回しの「ロープ」、ホラー映画の原点?「サイコ」、パニック映画「鳥」、などがそうでしょうか。

ヒッチコック作品はサスペンスが多いですが、犯人は分かっています。火曜サスペンス劇場みたいに2時間近くなって断崖絶壁で犯人探しをするのではないのです。主人公目線、時には犯人目線で同様の、またはそれ以上のスリルを味わう、堪能することに醍醐味があるのです。

ヒッチコック作品の一片がこの文章でちょっとでも分かっていただければ紹介のし甲斐があります。私のお薦めは「北北西に進路を取れ」です。この作品はテンポがいいですし、サスペンスの要素もありながら、随所にユーモアがあり、楽しめます。パロディ映画でレスリー・ニールセンの「裸の銃を持つ逃亡者」でも有名なワン・シーンがパロられてましたね(ヒッチ好きなら、メル・ブルックスが断然お薦めです)。

ヒッチコックの御陰でサスペンス映画を好むようになりましたが、なかなかヒッチを超える作品に出会えません。近年のブライアン・デ・パルマ監督の「ファム・ファタール」は良かったです(「ミッション・トゥ・マーズ」で心配してたんで余計に…)。

ヒッチコックが…、ヒッチコックが…、と書きなぐってきましたがヒッチコックに対しての情熱は伝わったでしょうか?そんな私も未だ観てない作品があります。是非とも観たいのは「第3逃亡者」、「山羊座のもとに」の2作品。生きている間に見れればと祈っているのは「快楽の園」「山鷲」「下り坂」「ふしだらな女」「マン島の人」のサイレント映画です(情報あれば教えてくださ~い☆)。

長く付き合っていただきましてありがとうです。それではまたお会いしましょう!


えっ!?、由来聞いてない、って?そうでした。本題忘れてました(てゆーかお得意パターンなんですけどね←これも知ってる人は知っている)。

ヒッチコックは80歳前、54作品目となる次回作を準備していたが、1980年4月29日ご逝去。完成の日の目はみなかった。そのタイトルが「The Short Night、みじかい夜」。露骨に「ヒッチ好き」をアピったらヒッチコック作品しか語れないし、限界もあるので小道具的に使ってみました。また、未完成的なキーワードでもあります。ホームページは一つの完成形ですが、私の中でブログは未完成のニュアンスを持っているので、このタイトルを選んでみました。

ひさびさにヒッチ作品、もう一度見返してみようかな。   【敬称略】
by nash5g31. | 2005-08-13 05:41 | フェィバリット